『走る詩人』 加澄ひろし

サブフォーを目指さない文化系ランナーの独り言

2022-01-01から1年間の記事一覧

青島太平洋マラソン

『走る詩人』加澄ひろしです。 遅まきながら、マラソン大会参加の報告です。 12月11日に宮崎で開催された「青島太平洋マラソン2022」を走りました。 大会当日はお天気も良く、気温もほどほどに涼しくて、走りやすい日和でした。目標タイム4時間30…

【詩】風騒ぐ

『走る詩人』加澄ひろしです。 詩誌『詩人会議』11月号の投稿欄に掲載していただいた作品です。 「風騒ぐ」 風騒ぎ 梢を揺らす枝に茂る 無数の葉が吹かれて震えて 躍っているわたしは その樹の陰に腰かけて風の行くえを 追いかけている しずかに 音を立て…

【詩】メッシーナ(海峡)

『走る詩人』加澄ひろしです。 この作品は、『美ら島おきなわ文化祭2022「詩(ことば)の祭典」』で、宮古島市教育委員会教育長賞をいただきました。 「メッシーナ(海峡)」 大陸が伸ばしたつま先と 島から突き出た嘴が 触れようとする 青い、青いすき間 水…

宮古島へ

『走る詩人』加澄ひろしです。 去る10月29日(土)~30日(日) 沖縄の宮古島に行ってきました。 【美ら島おきなわ文化祭2022】「詩(ことば)の祭典」の表彰式に出席するためです。 「詩(ことば)の祭典」作品募集について【美ら島おきなわ文化祭202…

【詩】夜明け

『走る詩人』加澄ひろしです。 この作品は、詩誌『詩人会議』10月号の投稿欄に掲載していただきました。 「夜明け」 一瞬の出来事であった黄金色の光のひろがりがたまらぬ眩しさを放ち空のすべてを覆いつくしたなにもかも、かがやきわたり空気は赤く染まっ…

【詩】前ぶれ

『走る詩人』加澄ひろしです。 詩誌『詩人会議』9月号の投稿欄に掲載していただいた詩です。 「前ぶれ」 ヤマブキの、ナノハナの、 首をのばすタンポポの、 黄色があざやかだ 白いナズナが、ユキヤナギが 風に揺れて、手招きしている しきりに、手をふって…

『詩人会議』10月号に作品掲載

走る詩人』加澄ひろしです。 月刊の詩誌『詩人会議』10月号の投稿欄「自由のひろば」に、作品を掲載していただきました。 『夜明け』というタイトルの作品です。下記リンク先からお読みいただければ幸いです。 2022年10月号 自由のひろば – 詩人会議…

『詩人会議』9月号に作品掲載

『走る詩人』加澄ひろしです。 月刊の詩誌『詩人会議』9月号の投稿欄「自由のひろば」に、作品を掲載していただきました。 『前ぶれ』というタイトルの作品です。 おおむらたかじ先生、草野信子先生、都月次郎先生、の選評を大変有難く拝読させていただきま…

【詩】惜別

『走る詩人』加澄ひろしです。 この作品は、詩誌『詩と思想』8月号で佳作に選んでいただきました。 選者の清岳こう先生から、有難い選評をいただきました。大変光栄なことです。 これからも、よりよい詩が書けるよう一層精進してまいります。 「惜別」 すっ…

【詩】まどい

『走る詩人』加澄ひろしです。 詩誌『詩人会議』7月号の投稿欄に掲載していただいた詩です。 「まどい」 震えている、音もなく風のせいだろうかちがう、鳥がきたのだ枝の先端で、ふとこちらを、みつめているだけだ 震えている、やるせなく風のせいだろうか…

『詩人会議』7月号に作品掲載

『走る詩人』加澄ひろしです。 月刊の詩誌『詩人会議』7月号の投稿欄「自由のひろば」に、作品を掲載していただきました。 『まどい』というタイトルの投稿作品です。 おおむらたかじ先生、草野信子先生、都月次郎先生、の選評を有難く拝読させていただきま…

『詩と思想』6月号、佳作になりました。

『走る詩人』加澄ひろしです。 詩誌『詩と思想』6月号の投稿欄で、佳作に選んでいただきました。 これを励みに、一層の精進に務めてまいります。 『駅、影絵』 慌ただしいプラットホームを覆うコンコースのばかでかい吹き抜けにぽかりぽかりと浮いているい…

黒茶屋(五日市)

『走る詩人』加澄ひろしです。 黒茶屋に行ってきました。 黒茶屋は、秋川渓谷にある炭火焼・山菜料理の料亭です。 山の中の古民家のたたずまいは、むかしの庄屋屋敷だそうです。 離れの一室に案内され、ゆったりと、上品で美味しい料理を楽しむことができま…

長野マラソン リザルト

『走る詩人』加澄ひろしです。 先日(17日)の長野マラソンの結果です。 4時間30分の目標タイムでフィニッシュしました。本音を言えば、あと15分程度は短縮したかったので、不本意な気持ちもありますが、35キロ地点までストップせずに走りきれたこ…

オクサーナ・ステパニュック(Oksana Stepanyuk)

『走る詩人』加澄ひろしです。 先週、4月14日(木)に、国分寺市主催の『ウクライナ応援チャリティコンサート』が開催されました。 出演するオクサーナ・ステパニュックさんは、ウクライナ人のオペラ歌手です。数々の表彰・受賞歴を持つ、超一流のオペラ…

【詩】希望(長野マラソンに寄せて)

『走る詩人』加澄ひろしです。 4月17日に開催される『長野マラソン』出走に向けて、ランナーの想いを詩にしました。 「希望」 山に吹く風にのって鳥が飛ぶ、足が跳ねる胸に秘めた夢に向かって君は、颯爽と走りだす 里の活気に風が染まるあふれる花が、声…

『詩人会議』5月号に作品掲載

『走る詩人』加澄ひろしです。 月刊の詩誌『詩人会議』5月号の投稿欄「自由のひろば」に、作品を掲載していただきました。 1月に投稿した『冬木』という詩です。 草野信子先生、都月次郎先生、おおむらたかじ先生の選評を、有難く拝読させていただきました…

エナジージェル

『走る詩人』加澄ひろしです。 来たる4月17日(日)に長野マラソンを走ります。フルマラソンに補給ジェルは欠かせません。そこで今回、こんな商品を試してみることにしました。 米国 GU Energy社の『LIQUID ENERGY(リキッドエナジー)』です。軽くさらっ…

花まつり

『走る詩人』加澄ひろしです。 4月8日は、お釈迦様の誕生日。灌仏会(かんぶつえ)です。一般に「花まつり」と呼ばれ、各地のお寺でお祝いが行われます。 花まつりの数日前、高幡不動尊に行ってきました。不動堂の正面に、花御堂が置かれていました。 小さな…

山吹(ヤマブキ)の花

『走る詩人』加澄ひろしです。 ヤマブキの群生です。 黄色い花をたくさん咲かせています。 子どもの頃、隣の家との境にヤマブキの茂みがあったことを思い出します。小さかったせいでしょうか、ヤマブキはもっと大きな木だと思っていました。 春にたくさんの…

ツクシ(土筆)

『走る詩人』加澄ひろしです。 近所の土に、ツクシが生えていました。 いくつものツクシが、まばらに頭を持ち上げています。子どもの頃、ツクシなんて珍しくもなんともありませんでした。原っぱのどこにでも、いっぱい、生えていたからです。 でも、都市化が…

公園の桜

『走る詩人』加澄ひろしです。 公園の桜の花がきれいです。 武蔵国分寺公園のソメイヨシノです。 都心ではすでに満開だそうですが、多摩地域はあと少しです。 筆者へのメール: kasumi@tokyo.ffn.ne.jp note.com ウクライナを支持します。 ロシアの侵略に断…

【詩】何もない一日

『走る詩人』加澄ひろしです。 月刊の詩誌『詩人会議』3月号の投稿欄「自由のひろば」に、掲載していただいた作品です。 note.com 2022年3月号 特集 学校 – 詩人会議 ウクライナを支持します。 ロシアの侵略に断固として抗議し、即時の攻撃停止と完全…

【詩】人として

note.com ウクライナを支持します。 ロシアの侵略に断固として抗議し、即時の攻撃停止と完全撤退を求めます。 筆者へのメール: kasumi@tokyo.ffn.ne.jp

ミモザの花

『走る詩人』加澄ひろしです。 ミモザが、花盛りです。 緑の葉の先に、鮮やかに黄色い花の房が揺れています。とても美しい光景です。 ミモザは、アカシアの木。アカシアの枝に、ミモザの花が咲くのです。 これまで、切り花のミモザは見ていましたが、気に咲…

【詩】祈り

note.com ウクライナを支持します。 ロシアの侵略に断固として抗議し、即時の攻撃停止と完全撤退を求めます。 筆者へのメール: kasumi@tokyo.ffn.ne.jp

でいらぼっち

『走る詩人』加澄ひろしです。 相模原市の淵野辺に行ってきました。 JR横浜線、淵野辺駅のすぐ近くに、鹿沼公園という、ちょっとした公園があります。入口に、古びた木の看板が立っています。 曰く... むかし、でいらぼっちという巨人が富士山を背負って、…

グリーンスプリングスの夜景

『走る詩人』加澄ひろしです。 立川のグリーンスプリングスに、夜、行く機会がありました。昼間と違って人通りも寂しく、しんとした空間でした。 カスケードが青い光に照らされて、きれいでした。 階段を上ったデッキは、寒々としていました。 中空に、三日…

マンサクの花

『走る詩人』加澄ひろしです。 マンサクの街路樹が、たくさんの花をつけていました。 葉が落ちていないので、一見しただけでは花が咲いているように見えません。 アップにすると、こんな感じです。 実は、この並木がマンサクだってこと、ずっと知りませんで…

マガモ

『走る詩人』加澄ひろしです。 公園の池に、マガモがいました。 この池で見るのは初めてのことです。目立つオスの頭の向こうに、メスがうずくまっているのが見えています。 待っていたら、やっとメスの泳ぐ姿をとらえられました。 今いるのは、2組のツガイ…