『走る詩人』 加澄ひろし

サブフォーを目指さない文化系ランナーの独り言

プリズム

『走る詩人』加澄ひろしです。

 

今日、新しいシューズをおろして走りました。しばらく前に買っていた ニューバランスの プリズム(FuelCell PRISM)です。

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半年ほど前に新発売されてから、しばらく、とても評判が良かったので、履いてみたいと思っていました。最近になって、少し価格が落ち着いてきたのを見計らい、購入しました。

ネット上には、プリズムの履き心地や走った時の感覚など、多くの情報が出回っています。僕のような速くないランナーにとっても、そうした情報は有益で、参考になります。ただ、実際にシューズを履いてみた感覚は、自分で履いてみないとわからないものです。

 

今日初めてプリズムを履いて感じたことを、少し整理してみたいと思います。

 

  • 履きやすさ(シューズのフィット感)

走る前に足を通して紐を結んだ感覚は、とても柔らかく、フィット性も申し分ないものでした。シューズ幅は「D」ですが、特定の場所が足に当たって気になるといったことは、まったくありませんでした。

ちなみに、僕が通常使うニューバランスのシューズはワイズ「2E」です。数年前に足を測ってもらった時に、むしろスリムな方なので幅の広い靴を選ぶ必要はない、と言われました。

シューズを履いて歩いた感覚も、違和感を感じることはなく、シューズの形状やソールの接地の具合も、特に気になることはありませんでした。 フュエルセルは柔らかいと言われていますが、足元がフワフワするといった感覚はありませんでした。

 

  • クッションと反発

準備運動をしている時も、走り始めてからも、特別クッションが効いているとは思いませんでした。新しいシューズですから、当然のように、クッション性はあります。でも、特別柔らかく足の衝撃を受け止めてくれる、といった雰囲気ではありません。このあたりはソールの反発性とも関係があると思います。

今日のペースはキロ5分台前半でしたが、気持ちよく走れたことは間違いありません。クッションも反発力もあったのだと思いますが、足に負担がかかったり、いつもと違った走り方を強いられたりするといったことは、まったくありませんでした。 

 

  • 重さ(軽さ)

普段このくらいのペース(僕にとって速いペース)で走るときは、ニューバランスのハンゾーTを履いています。履いた感じは、同じくらいだと思います。足へのフィットがよいので、距離が進んで足に疲れが出てきても、シューズの重さを意識するようなことはありませんでした。

実際の重量は、ハンゾーTと比べると、少し重いはずです。見た目の印象も持ち上げた感覚も、 ハンゾーTよりは重いです。でも、足に履いた感覚は、変わりませんでした。

 

  • 走りやすさ

 プリズムのターゲットは、『ランニング初心者からSUB4を目指すランナー、エリートランナーのジョグまで活用できる』とされています。いわゆる、誰でも履ける 万能シューズ というわけです。

僕のような 「サブ4を目指さない脱初心者ランナー(?)」にとって、大事なことは、シューズが走る邪魔をしない、ということだと思います。走っている時に、シューズのせいで足が痛くなったり、足とシューズのおさまり具合が気になったり、地面を叩く音が気になったり、紐がほどけてしまったり、といったトラブルがないことだと思います。そういう意味で、プリズムには、何の問題もありませんでした。走っている最中に、プリズムを履いていることを、ことさらに意識する必要はありませんでした。 

 

  • 走ってみた感想

率直なところ、プリズムはとてもよいシューズだと思いました。走っている間中、足の感覚は気持ちよく、足の弾みや衝撃が、強すぎたり弱すぎたりするようなことはありません。シューズの色や形状も、自分の走る姿に溶け込んで、かっこよかったと思います。

そして何より素晴らしかったことは、もっともっと走り続けたい、と感じながら走れたことです。走り続ければ、足が疲れ、目標が近づくと、残りの距離を気にするようになるものです。でも、このシューズのせいかどうかは断定できませんが、今日は、目標が近づいても、もう少し走っていたいな、と思ったのです。気持ちが高揚していたのです。

事実、今日の目標距離は10キロメートルでした。初めてのシューズなので、そのくらいにしておこうと思っていたのです。でも、10キロメートルで終わらせたくなくなっていました。この調子で、もう少し走ってみたいな、と思ったのです。結局、5キロメートル追加で走りました。それ以上は、時間が許してくれません。でも、そのまま、もっともっと走れそうな気分でした。

 

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僕にとって、プリズムは、とても走りやすいシューズです。トレーニングはもちろん、レースでも履けるシューズです。もう一足買ってもいいな、と思っています。

そのうち、新しいモデルが発表されるでしょう。新しいモデルは、今のモデルより魅力的かもしれませんね。でも、新しいモデルが発売されれば、今のモデルは価格が下がることでしょう。

 

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筆者へのメール: kasumi@tokyo.ffn.ne.jp