『走る詩人』加澄ひろしです。
昨日、10月25日は『世界パスタデー』だそうです。
1995年のこの日、イタリアのローマに世界各国のパスタ製造業者が集結し、10月25日を『世界パスタデー(World Pasta Day)』として祝うことを決めたのだそうです。
その趣旨は、単にパスタの消費を盛り上げようというものではなく、パスタ食の美味しさと同時に、栄養価や健康性を確認し、パスタが支える食生活を喜ぼうとするものです。
多くの日本人は、パスタ(スパゲッティの類)を好んで食べます。イタリア特有の食文化であるパスタも、日本人にすっかり馴染みの料理となりました。本格的なイタリアンレストランでは、イタリアから輸入した各種の食材を使って、本場の味に迫る美味しいパスタを提供してくれます。そうした店には、イタリア人シェフがいることも珍しくはありません。また、日本人シェフの手で日本の食材をうまく組み合わせた、その店ならではの創作パスタに出会うこともあるでしょう。一方で、大衆的な洋食店やファミリーレストランなどでは、日本風にアレンジされた安価なパスタを味わうことができます。美味しいパスタを頬張りながら、うまいイタリアワインを飲むことができるのも、グローバル化が進んだ今日ならではのことです。
公式ページでは、世界パスタデーが制定された経緯と目的が紹介されています。
WORLD PASTA DAY - 20th edition
また、2021年版のサイトには、世界各地から寄せられた多数のパスタ料理の写真が、インスタグラムのサイトを使って掲載されています。
サイトはイタリア語と英語の2か国語。イタリア語版は ITA、英語版は ENG
プレスリリースによれば、
- 2020年の世界中のパスタ消費量は1700万トンで、前年を100万トン上回りました。10年前と比較すると、倍増だそうです。
- サイトには、世界各国の150件のレストランから、この日のための特別メニューが寄せられました。
- このサイトが主導するパスタに関する投稿(#Haveagoodpasta)のSNS発信数は、2021年1月~10月の時点で70万件にのぼり、1億4千万人もの人々の目に触れているそうです。
- 圧力なべを使ったり、麺とソースを一緒に加熱するなど、パスタの調理にも、省エネや環境に配慮した工夫がなされるようになってきているそうです。
- 世界一のパスタ大国はやっぱりイタリア。一人当たり年間消費量は23キログラム、生産量でも輸出量でも世界一です。
筆者へのメール:kasumi@tokyo.ffn.ne.jp