『走る詩人』加澄ひろしです。
長田弘の詩集を読みました。
美しい詩を、たくさん読むことが出来ました。感動しました。自分にも、こんな詩が書けたらなぁ、と思いました。長田弘の詩を何回も読んで、自分もこのようなきれいな詩を書けるようになろう、と思いました。
長田弘について、いろいろ調べているうちに、詩だけでなく物語も書いていることを知りました。そして、著書の中に『ねこに未来はない』をみつけたんです!
なんということでしょう!! ねこに未来はない は、若いころ、ある人に薦められて読んで、感動した本です。この本の始まりの文章は、印象深く、今でもはっきりと覚えています。もう一度、読み直してみようと思いました。
この本に出合った頃のことを思い出しながら、この物語のストーリーを思い出しながら、懐かしく、そして、以前と変わらない感動を覚えながら読みました。
ずっと昔に読んだ本の著者を忘れていて、思いがけず、思いがけない場所で、再会したのです。何と感慨深いことでしょう。長田弘という詩人の名前を、もう二度と忘れることはありません。
筆者へのメール: kasumi@tokyo.ffn.ne.jp