『走る詩人』 加澄ひろし

サブフォーを目指さない文化系ランナーの独り言

東中野

『走る詩人』加澄ひろしです。

 

東中野に行きました。

 

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東中野は、JR中央線各駅停車の小さな駅です。昔からずっと小さな駅でしたが、今は乗降客も増えて、駅ビルを持つ立派な駅になりました。

東中野駅が、以前の古い駅舎から近代的な駅ビルに改造されたのは、平成になって都営地下鉄大江戸線の駅が開業し、乗り換え駅としての機能を持つようになった頃からだったと思います。駅ビルの建設と同時に周辺の道路や建物が整理され、雑然とした雰囲気の中にあった東中野駅が、立派な駅前広場を持つ都会的な駅に変貌したのでした。

 

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ちょうどその頃、駅前広場に面した山手通りの整備も進んでいました。道路の地下では、首都高速中央環状線の山手トンネルの工事も進んでいました。現在の姿になるまでの数年間、あたり一帯、落ち着かない状態だったことを覚えています。

 

東中野には幼い日の思い出があります。線路沿いの細い坂道を通り抜けて、山手通りを渡って斜めに入る路地を歩くと、窮屈そうに建ち並ぶ木造家屋の、鼻をつくような独特のにおいが漂っていました。

 

筆者へのメール:kasumi@tokyo.ffn.ne.jp

 

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